フルートを愛してもらう

 初めまして、"みこ"です。

 

 フルートはじめて8年目。記念すべき初投稿です。書きたいことは色々ありますが誰が読むかも分からないので簡単な話をしようと思います。あ、一応クラシック成分多めですけど敬遠しないで下さい。

 まずフルートという楽器について。いわゆる木管楽器(多孔楽器)、エアリードの楽器です。簡単にいうとペットボトルを鳴らすのと同じ原理で、吹き口に上手いこと息をあてると音がなります。これをより簡単に音がなるようにしたのがリコーダーです。音色は似ているんじゃないでしょうか?

 材質について、現在では金属製のものが主流ですが、木製、プラスチック製のものもあります。

 音域は高めでメロディーを吹いたりピロピロ飾り付けをするのが主な役割です。ソロも多く、静かな雰囲気ではまさに華となる楽器です。オーケストラではよく目立ちますが吹奏楽やジャズでは基本的に音量が足りずクラリネットやサックスに押されがちです。

 他の楽器に比べてリードやグリス、弦などの消耗品がいらないのも演奏する上では大きな差です。調子が悪くてもリードのせいにできません。もちろん定期的に楽器屋さんで楽器の調整は受けてくださいよ?

 

 さて形式的な話はこれ位にして、自分の思うフルートの魅力を語っていきましょう。

 まず人の声に一番近い楽器であること。こんなことを言うと他の楽器の人に怒られそうですが、フルートが一番表現をつけやすい楽器だと思ういます。やはりリードとか弦とか振動体が個体か気体かの違いが大きいんでしょうか。自分も吹くときは呼吸するように吹くことをイメージしてます。というより吹くことを意識から外します。「吹こう」とすれば「不幸」になるとはよく言ったものだと思いますね。自分の意見を誰かに話して伝えるときしゃべることを意識しませんよね?それと同じです。この「吹こう」の話はどの楽器でも共通のですが、しゃべるように吹くことに関してはフルートが一番合ってると思います。息を使わない弦楽器や打楽器はともかく、他の吹奏楽器は口の圧力が高すぎます。他の楽器は息が逃げないんですよね。もし逃げていたら逆に良くないと言われるはずです。フルートも息が全て音になれば楽なんですが構造的に無理です。フルートは息が逃げて当然であり息の音も音色のうちなのです。しゃべるように演奏できたときの、しゃべるという自分の感覚に根ざした表現ができたときの痛快さは、単に音楽として良い演奏とはまた違う良さがあると思います。

 フルートの魅力は他にもありますが、今回はここまでにします。また機会があればお会いしましょう。