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Winmostar(MOPAC6)による量子化学計算の始め方

 量子化学計算ソフトの中で、Winmostar(MOPAC6内蔵)が最も入手しやすく、手軽に始めやすい。この後に紹介するFireflyはかなり入手が面倒なので、半経験的かつ30原子まで、というWinmostar無償版の内容に不満がなければWinmostarで十分だろう。正しく言えば、WinmostarはGUIであり、計算ソフト自体はMOPAC6(Molecular Orbital PACkage)を用いる。

 

Winmostarのダウンロード

 下記のURLにおいてMOPAC6が内蔵(同じフォルダ内に含まれている)されたWinmostar(無償版)を入手することによって両方のソフトウェアを得る。

https://winmostar.com/jp/

 

Winmostarは初期座標を作成し、計算を外部ソフト(ここではMOPAC6)で行い、解析結果を視覚的に見ることのできるGUI (Graphical User Interface)である。無償版は計算できる分子の原子数が30個までと制限されているが、初歩的な分子について計算するのであれば十分である。または3ヶ月だけ使用できるトライアル版を用いても良い。その場合は無償版で慣れてから申し込むほうが良いだろう。

 

 また、困ったことがあれば、以下のマニュアルを読むこと。基本的にマニュアルに書いていない重要なことを説明するようにしたので、操作方法等はマニュアルを読んだほうが良い。

https://winmostar.com/jp/manual_jp.html